不妊治療を受けられなかった友人


夫両親との同居

友人に不妊治療を受けなかった方が居ます。彼女は30歳で見合い結婚し、夫両親と同居していて、夫とともに自分が稼いだ全ての給料を差し出していたそうです。

その為、手元にはお金はなく、お小遣いぐらいしかもらえなかったそうです。

そんな経済状態で不妊治療などできるはずもなく、彼女にできることは、妊活としてサプリを飲むことぐらいでした。

それでも、サプリ代として月5万円程かかっていたようです。

どのようにお金を工面したかはわかりませんが、サプリぐらいならと許されていたのかもしれません。

不妊治療をするしないではなく、させてもらえないという状況

息子夫婦に子供ができない状況であれば、不妊治療を受けるよう薦めてあげるなどして、家族で協力体制を組んであげればいいはずなんですけれどね。

しかし、お金が惜しかったのでしょうか。彼女に不妊治療を受けさせませんでした。

妊活や不妊治療は、お金も時間も掛かります。それなのに夫以外の家族、自分とは血のつながっていない夫の両親にお金を取られてしまっては、自分が受けたいと思っていても何もできません。

彼女をまるで奴隷のように扱う彼女の夫の両親やその両親に何も言わない彼女の夫に、また彼女の子供を得る機会さえも潰した一家に、私は腹立たしさを感じました。

誰もが等しい権利を

妊活でも不妊治療でも、誰もが等しい権利があるべきです。日本では補助金があるといっても、不妊治療に莫大なお金がかかるのは事実です。

そして出産にも。しかし海外では、無料で受けられる国が多々あります。

少子化問題を認識しているはずなのに、お金のある人しか不妊治療を受けられないというこの国の現実、またその不妊治療の成果すら世界最低レベルという技術の未発達さ。

過去にはピルが認可されるのにも、かなりの時間を要していた我が国は、女性医療を発展させる気がないのでしょうか。

大きく見れば、日本という国の存亡に関わっていくことなのです。国の政策に関わる政治家や医療機関関係の方々には、改めて考慮していただきたいと願って止みません。


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